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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2015年6月4日 O.A.

#213 ホーチミン発 メコンデルタ横断 最果てのフーコック島へ

ベトナム
地図

今回の旅は、ベトナム最大の商業都市・ホーチミンからひたすら南下。広大なメコンデルタ地帯を抜けて国境の町ハーティエンへ、さらには、日本人にはまだまだなじみの薄いリゾート地・タイランド湾に浮かぶフーコック島を目指します。

多くの人々で賑わうホーチミン。今話題の「スイティエン公園」をおすすめされたので行ってみると、なんとワニの釣り堀が!しかも巨大ワニがうじゃうじゃ!竹竿に生肉の釣竿を渡されるのですが、果たして釣りあげることはできたのでしょうか?
スイティエン公園で遊んだあとは、ホーチミンの巨大な市場をまわったり、おいしいベトナム料理を味わったり…。やはり、メコンデルタから取れる農作物や水産物に魅かれてしまいます。そこから一路、ベトナム南部に広がるメコンデルタ地帯へのバス旅がスタート。

ホーチミンから2時間ほどで、メコンデルタへの入り口の町・ミトーへ。ミトーといえば、フーティウと呼ばれる米麺の本場でもあり、何と言ってもメコンクルーズのメッカ。川沿いへ行くと船乗りのおばちゃんたちから「乗ってって!」と誘われ手漕ぎボートでメコンの支流へ。そのツアーはまるでジャングルクルーズ!

そして、メコンデルタ地帯で最大の町・カントーへ。巨大な水上マーケットがあります。果物や野菜を積んでやってくるおばちゃんたちのパワーに圧倒されててしまいます。水上を行くとどこからか歌声・・・?ギターを奏でる男性デュオがお出迎えしてくれる水上喫茶店。ベトナムコーヒーと歌声でおもてなしされました。

そして…広大なメコンデルタ地帯を抜け、カンボジアとの国境の町ハーティエンへ。ここまで来たらボートで1時間半ほどの沖合に浮かぶ島、フーコック島へ!風光明媚で美しいビーチの広がるこの島ですが、まだ日本からの観光客はほとんどナシ。ベトナム最果ての島で、のんびり癒されました。