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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2015年4月16日 O.A.

#206 ローマ発 マンマの味を求めてウンブリアへ

イタリア
地図

今回の旅の舞台はイタリア中部。首都ローマの居酒屋で「マンマの味ならウンブリア」とウンブリア州行きを薦められました。ウンブリアで、まず向かったのは焼き物が盛んなデルータ。色鮮やかなマジョリカ焼に出会いました。中世の町並みが残るペルージャでは美女学生に出会い、誘われて、彼女の故郷、パニカーレへ。この村にはチュール刺繍と呼ばれる伝統刺繍技術が残っていました。刺繍教室で出会ったマンマにはウンブリアの伝統家庭料理を振る舞ってもらい、家族の大切さを教えてもらいました。

ローマ(首都)

イタリアの首都であるローマが旅の出発点。
市内バスに乗り、車窓に飛び込んできたのはコロッセオ。旧市街のローマ風居酒屋では豚の丸焼きや伝統ワインのロマネッラをいただき、店主に「イタリアのマンマの味ならウンブリア」とウンブリア行きを薦められました。

デルータ

ウンブリアでまず向かったのは焼き物の里、デルータ。
ここではマジョリカ焼と呼ばれる伝統陶芸の職人に出会い、絵付けやろくろを回す様子を見せてもらいました。町中は至る所に色鮮やかなマジョリカ焼で飾り付けられていました。

ペルージャ

次に向かったのはウンブリア州の州都ペルージャ。中世の雰囲気を残す美しい街で、大学が多く学生で賑わっていました。訪れた日はイタリアの「女性の日」。男性が女性にミモザの花を渡し感謝する日です。町中で出会った美人学生にミモザの花束を渡すと、彼女の故郷、パニカーレ行きを薦められました。

パニカーレ

人口6000人ほどの小さな村。この村にはチュール刺繍と呼ばれる伝統刺繍技術が残っていました。村の刺繍教室で一人のマンマに出会い、家に招かれることに。
振る舞ってもらったのはウンブリアの伝統家庭料理。まさしく「マンマの味!」。マンマの家には娘や孫が遊びに来ていて、家族の大切さを教えられました。