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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年8月2日 O.A.

#18プロヴァンス発 地中海沿岸

フランス

地図

今回の舞台は南フランス。プロヴァンス地方の大都市『マルセイユ』から地中海沿岸の街を巡り、コート•ダジュールの小国『モナコ公国』までおよそ250キロを路線バスを乗り継いで旅します。
マルセイユでは漁師直売の魚市場で出会ったシェフ の店で地中海の魚をふんだんに使った南フランスの 郷土料理『ブイヤベース』に舌鼓を打ち、小さな田舎町のラ・シオタでは世界初の映画を世界で初めて上映した劇場を発見。この町は映画を発明したルミエール兄弟が映画発明までの実験や研究をしていたところでした。南フランスで映画といえば、カンヌ が有名ですが、実は映画の歴史が始まったのも南フランスだったのです。
フランス最大の軍港として知られるトゥーロンでは国際弁護士を目指す女子大学生と出会い、地元の人しか知らないシークレットビーチに案内されました。古都ニースでは地元で人気のパン屋さんと出会い、できたてのフランスパンでサンドウィッチをごちそうになります。
太陽が降り注ぎ、エメラルドブルーに輝く地中海沿岸の街には陽気で人懐っこい人々との出会いが待っていました。
旅の終点、モナコ公国は一般道を使い、F−1レースを開催することで有名です。そのコースを走る路線バスがありました。早速乗車してみると、速度こそ遅いものの、細く曲がりくねったコースはF−1レーサーになったような気分を満喫できるのです。