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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年7月26日 O.A.

#17インド洋灼熱の島

タンザニア

地図

インド洋に面した漁村バガモヨ。不思議な響きを持つこの地名には、かつての奴隷にまつわる悲しい歴史が秘められていました。そんな小さな漁村を後にして、タンザニア最大の商都ダルエスサラームへ向うと、渋滞中…。しかし運転手の機転を利かせた(?)運転で、バスの定時運行は守られていました。
ダルエスサラーム市内の足は「シティバス」という名のマイクロバスですが、車体には日本からの中古車であることを物語る様に日本語が残ったまま。
市内では陽気な人々が出迎え、ココナツの味わい方を丁寧に教えてくれます。

続いて、船でザンジバル島へ渡ります。港からバス停を探してザンジバルシティの町中に入ると、狭く入り組んだ路地に迷ってしまいました。人に聞いてようやく探し当てたバス停には、トラックを改造した、摩訶不思議なザンジバル島ならではのバスが待ち受けていました。そのバスの名前は「ダラダラ」。しかしその名前とは裏腹に、結構なスピードで島内を駆け回るのです。島を知り尽くすダラダラの運転手に、お勧めのビーチを教えてもらいました。そこはリゾート島でありながら、誰もいない独り占めのビーチが広がっていました。