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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2014年5月29日 O.A.

#161 小さな国の美しい古都めぐり

ルクセンブルク

地図

今回の舞台は、ヨーロッパの小さな国、ルクセンブルク。首都ルクセンブルクから北部まで、美しい町並みが残る古都を巡ります。まずは、カラフルなバスがたくさん走る、首都ルクセンブルクを気ままなぶらり旅。そこから、ルクセンブルクの旅でははずせないという、美しい古城のあるヴィアンデンへ向かいます。そして、旅の最後に、小さなかわいい村で目にしたのは・・・

首都ルクセンブルク

旅の初日は、乗り放題の1日券を使って首都周辺をぶらり旅。ウワサのケーキ屋で見つけたのは、色鮮やかな食パンや歌うケーキ!工房にもお邪魔し、ユニークなケーキを作り続ける店主のこだわりに刺激を受けました。そして、迷いこんだ宮殿のような老人ホームでは、仲良く暮らす素敵なご夫婦に出会いました。夕食を食べに入ったレストランでは、隣のテーブルの男性グループと意気投合し、楽しい宴に参加!ヴィアンデン城という美しい城をすすめられ、翌日はヴィアンデンという町に向かうことにしました。

ヴィアンデン

ヴィアンデンに向かう途中、バスの乗り換え地を通り過ぎるというハプニングもありましたが、なんとか到着。ヴィアンデン城を目指す途中、出会った男性が、大きな木の扉を見せてくれました。実はその扉は城で使われていたもので、昔、城を買い取った商人がその一部をばら売りしたために、この町には城のパーツが散らばっているんだそうです。意外な歴史を持つ名城をじっくり見学した後は、バスの車内で出会った美女が出演するというコンサートへ。古城で聴くクラシックの調べはとても優雅で、贅沢なひとときでした。

エッシュ・シュル・シュール

3日目は、宿のマダムが教えてくれた、エッシュ・シュル・シュールという小さなかわいい村へ。車窓に広がる緑の風景を楽しみながら、バスに揺られることおよそ1時間半、静かでのんびりとした村に到着しました。この村に住んでいるというおばあちゃんに連れられ、なぜか山を登ることに・・・しかも、枯れ木だらけの山の中、途中でおばあちゃんがギブアップ!一人たどり着いた先に広がっていたのは、婉曲した川に囲まれた箱庭のようなエッシュ・シュル・シュールの村。おばあちゃんのおかげで、旅の最後に素敵な風景を見ることができました。