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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2014年4月17日 O.A.

#155 エルサレム発 死海の彼方へ

イスラエル

地図

今回のバス旅の舞台は中東・イスラエル。エルサレムを出発し、雪をいだく山“ヘルモン山”を目指します。途中の町では「幸運をもたらす」というありがたい魚を堪能。しかし天候不良などの不運に見舞われることに…。最後に辿り着いた“ヘルモン山”には、山頂にわずかに残る雪とたわむれる人たちの笑顔がありました。

エルサレム

エルサレムが今回の旅の出発点。町中を散策していると、不思議な髪型と黒装束を身にまとった人を多く見かけます。なんでもユダヤ教徒の伝統的スタイルなんだとか。町で出会った若者たちの勧めで、まずは塩分濃度が高く体が沈まないことで有名な死海を目指すことになりました。

死海

エルサレムから南へ、町中を離れると砂漠のように乾燥した大地が広がります。出発からわずか40分で死海近くのバス停に到着。早速ビーチへ向かうと、たくさんの観光客で賑わっていました。美容のため泥エステに励む人や、水に浮かぶ人に混じって死海を堪能。次は地元の方の勧めでヘルモン山という雪山を見に行くことが決まりました。

テルアビブ

再びエルサレムへ戻り、ヘルモン山を望む町・キリヤットシュモナを目指す事に。しかし、経由地テルアビブに到着する頃にはすっかり夕暮れ。ホテルを探し、夕食には地元の人オススメのアラブ料理“シャクシューカ”を堪能することができました。

ティベリア

翌朝、再びバスに乗り、次の経由地ティベリアへ。昼食を求めて湖畔のレストランへ向かうも、準備中であるのか客の姿はゼロ…。釣りをしている男性に出会い、話を聞くとこの湖で釣れるムシュトゥという魚は「幸運をもたらす」と信じられている大変ありがたい魚なんだとか…。男性のお宅に招かれムシュトゥをごちそうになりました。

ヘルモン山

ティベリアを後にし、ヘルモン山の麓町・キリヤットシュモナへ。そこから更にバスを乗り継ぎヘルモン山の山頂近くにあるスキー場を目指します。あいにく雪が少なかったため、スキーはできませんでしたが、わずかに残った雪で遊ぶステキなカップルに出会う事ができました。