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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年10月17日 O.A.

#130 コロニア・デル・サクラメント発 東の岬へ

ウルグアイ

地図

今回の舞台は、南米・ウルグアイ。
そこで目にしたのは、ヨーロッパの影響が色濃く残る文化と、南米ならでは、サッカー王国の横顔。そしてどこまでも広がる大地に育まれた豊かな食文化の数々。たどり着いたのは、ウルグアイを代表するビーチリゾート。そこで待っていたのは、意外な海の生き物!さあ、バスが来た。旅はもう始まっていますよ!

コロニア・デ・サクラメント

南米最大の川、ラ・プラタ川に面した古都コロニア・デ・サクラメント。
植民地時代の雰囲気が残る町並みを歩くと、クラシックカーをそのまま客席にしたレストランやこの地方の名産品を売る店。そこで地元産のワインやチーズをいただきました。この町の人から「綺麗な岬があるから見に行った方がいい」と勧められ、行く先をプンタ・デル・エステに決めました。

モンテビデオ

バスターミナルからプンタ・デル・エステ行きのバスに乗ろうと思ったのですが、直通はなし。とりあえず首都のモンテビデオに向かいます。
首都モンテビデオには、サッカー博物館「センテナリオ」に行ってみました。ウルグアイは歴史あるワールドカップサッカーの第一回開催地。第一回大会が行われたこのスタジアムに、博物館は併設されていました。サッカーの歴史的資料のみならず、1964年の東京オリンピックのポスターなどの資料も展示されていました。スタジアムは83年前の第一回大会の雰囲気そのままに残っていました。有名なサッカー選手がお忍びでやってくることもあるんだそうです。

プンタ・デル・エステ

モンテビデオのバスターミナルからプンタ・デル・エステ行きの長距離バスにのります。
バスの中で出会った親子から「港から船に乗って沖の小島へいくとアザラシに会えるよ!」と勧められたので、行ってみようと思います。長旅の果てにたどり着いた、岬が美しいと評判のプンタ・デル・エステ。いざ到着してみると…たしかに海岸線は美しいのですが、風が強くて船が出せない!せっかくアザラシを楽しみにしてきたのに…。と思っていたら、港の入り江に大きな黒い影。なんと!アシカが来ているじゃないですか!しかもとても人間に慣れています。どうやらこの港の人たちに魚をもらっているうちに、ここにしょっちゅう来るようになったんだとか。アザラシの島には行けなかったけど、こんな近くでアシカと遊べたのでもうOKです!

日本からみると地球のほぼ反対側にあたる南米大陸。・ウルグアイのバスの旅。
でもそこで出会ったのは、僕らと同じ気さくさを持った愛すべき人々。地域を結び、人と人とを結ぶバス。今回もたくさんの人たちの心と結びつきができました!子供も大人も、地球の表も裏もありません。アシカとだって仲良くなれちゃう、そんなバス旅が大好き!さあ、まだまだ知らない国、知らない街を走り回るぞ!