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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年6月25日 O.A.

#114 ナイロビ発砂漠の熱帯湖へ

ケニア

地図

今回のバス旅の舞台は東アフリカ・ケニア。最大の都市・ナイロビを出発し、北へ900キロ。砂漠に広がる巨大な湖「トゥルカナ湖」を目指します!途中、乾燥した大地で牛とともに生きるポコット族の人たちに出会います。そして、合計6回もバスを乗り継ぎたどり着いたトゥルカナ湖では気ままに暮らす漁師の生活にふれます。豪快な漁師料理!?もごちそうになりました。

首都・ナイロビ

首都・ナイロビが今回の旅の出発点。町を歩いていると路上にたくさんのスイカが…その数はおよそ30トン!ケニア人にとって甘くて体に良いスイカは健康食品なんだとか。スイカ売りのおじさんの勧めで砂漠にある巨大な湖「トゥルカナ湖」を目指す事が決まりました。

最初の乗り換え地・ニエリ

ナイロビからトゥルカナ湖までは数回の乗り換えが必要とのこと。大型バスではなく「マタトゥ」と呼ばれるマイクロバスに乗り込み最初の経由地であるニエリへ。そこでは市場で働き家庭を支えるパワフルな女性たちや、道路端で自動車修理に汗を流す男たちに出会います。

牛とともに生きるポコット族の村・マリッチ

翌朝、再びマタトゥに乗り込み、緑深い大地を駆け抜けトゥルカナ湖を目指します。しかし、暴走バスで肝を冷やしたり、ガタガタ道に揺られ続ける内に疲れがピークに。途中のマリッチという村で途中下車し休憩をすることにしました。そして訪ねたポコット族の村では男たちは大切な財産である牛を盗賊から守り、女たちは家で子どもの世話するという昔ながらの暮らしを続けていました。

砂漠の楽園・トゥルカナ湖

マリッチからは夜行バスでトゥルカナ湖近くの町ロドワーへ。その日はホテルに宿泊して、翌朝いよいよトゥルカナ湖に向かいます。町を離れると、周りの風景はほとんど草木の生えていない砂漠に一変!まさに不毛の大地を貫く一本道を進んで行くと、ようやく海のように広いトゥルカナ湖が現れました。湖畔では漁師たちに出会い、湖の恵みである魚の丸焼きもごちそうになりました!「好きな時間に漁に出て、とれた魚はその場で山分け」そんな漁師たちの自由気ままな暮らしにふれて旅を締めくくります。