毎週火曜22時オンエア
人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。
首都・カンパラが今回の旅の出発点。町を歩いていると緑色のバナナが大量に売られている市場にたどり着きました。店のおじさんに試食させてもらうも甘くない…これは「マトケ」という調理用のバナナらしく、ウガンダの人は毎日食べているんだそうです。そのおじさんの勧めで氷河を抱く山「ルウェンゾリ」を目指す事が決まりました。
飛び乗ったバスは満席で座れなかったためルウェンゾリ山の前にちょっと寄り道。カリンズの森へ野生のチンパンジーを探しに行くことになりました。チンパンジーウォッシングを楽しんだ後はガイドさんのお宅に招かれ、かわいい子どもたちと一緒に“蒸しマトケ”が入ったウガンダの家庭料理をごちそうになりました。
次はミニバス(乗り合いバス)に乗っていよいよルウェンゾリ山の麓町・カセセへ。しかし、いざ到着してみると氷河を見るためには6日もかかることが判明…。氷河は諦めて日帰り登山に向かいました。ガイドさんの話によると氷河から溶け出した水はルウェンゾリ山が吸収した雨水と一緒に流れ出し、ナイル川の源流になっているのだといいます。飲んでみるとさすが氷河の水、キンキンに冷えていました!
日帰り登山を終えて帰国しようとしたところ、ガイドさんに「ナイル川で1番の絶景」であるマーチソンの滝を見た方が良いと勧められます。再びミニバスに乗り込み滝の近くにあるワンセコという町を目指します。険しい悪路が続いたため町に到着したのは夜。その日はホテルに泊まり、翌朝フェリーでナイル川を北上しマーチソンの滝へ。旅の最後に大迫力の絶景と出会いました。