地球バス紀行トップへ戻る

地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年4月30日 O.A.

#106 リスボン発大西洋岸人情ロード

ポルトガル

地図

今回のバス旅は、ポルトガルです。首都リスボンを起点に、ポルトガル第2の都市ポルトを目指し、300キロを北上していきます。

リスボンを出発し、まずは漁師町ナザレで途中下車。大西洋に面した長い砂浜をもち、夏には観光客で混雑するナザレも、まだ静かな風情。浜辺を歩いていると、魚を干すおばあさんがいました。やって来たなじみのお客さんたちとともに、絶品の干物料理をごちそうになりました。

次に向かったのは、大学の街として知られるコインブラです。男性しか歌うことが許されない、郷愁の歌・コインブラファドを歌う男子学生の練習に遭遇! そのすばらしい歌声に、思わず聞き入ってしまいました。さらに、町中の建物に張られたタイルが美しいアヴェイロを経て、世界遺産の街ポルトに到着。人情という言葉が似合う国を駆け抜けました。