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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年4月16日 O.A.

#104 ソウル発市内路線バス乗りつくし

韓国

地図

今回の部隊は韓国・ソウル。現金価格より割引になりお得なT-マネーカード(日本のスイカのような電子マネー)を使い、普通の観光では行くことのないような、地元の人しか知らないディープなソウルを巡ります。

最初は町で一番高い場所、ソウルタワーからソウルを一望します。そこから見えたのは首都だけあって高層ビルが立ち並ぶ風景。そして、大きな川が町を貫いていました。ソウルのバス旅、これからどんなところに行きつくのでしょうか。

ソウルの町を走る市内バスをよく見ると、いろんな色があります。色によって役割が違うといいますが・・その中の緑色のバスに乗ってみます。バスに乗ってついた先は、古い町並みが続くプッチョン(北村)という町。人びとは、古い町並みを守るための厳格な決まりを守りながら暮らしています。その思いとは・・・?

今回の宿泊は、普通のホテルではなく韓国のバック・パッカーが集まる宿を探します。シンチョン(新村)という学生街に安宿が集まっていると聞き、バスで向かいますが・・・。しかし、着いた先はシンチョン(新川)。韓国人にとっては全く別の発音です。でも、外国人にはなかなか聞き分けるのが難しい・・・そのためバスを間違えてしまいました。せっかくなので周辺を散策すると、町の中には多くの卍のマークが!!いったい何? 卍マークが指すマンションの一つに入ると、占いを生業にする女性の部屋でした。韓国では、未だシャーマニズムが強く根付いているのだといいます。旅人、桐谷も占いを体験しました。その結果とは・・? その後、シンチョン(新村)で3畳一間の小部屋が並ぶ宿を見つけました。

翌朝、宿から出て行き当たりばったりにバスに乗ります。たどり着いたのは青いバスだけが並ぶ場所でした。

終点のバス休憩所に来てしまいました。せっかく来たので、休憩所の中を見せてほしいと頼むと、すんなり快諾してくれ、運転手用の食堂で、昼食をご馳走になりました。そこで、バス運転手たちの素顔に触れました。

赤い色のバスに乗ると、これまでと違い車内にはテレビがありました。実はこれ、長距離バスなのです。ソウルと近郊の都市を繋いでいます。バスが水原(スウォン)に到着すると、同じターミナルの乗り場の一つで行列ができていました。行先はチェブドという島で、大人気の島だといいます。島で観光客が殺到した先には巨大な岩??そこには、家族との思い出作りを大切にする韓国・ソウルの人々の姿がありました。

岩を堪能してソウルに帰ろうと島の出口に向かいますが・・・なんと島と半島をつなぐ一本道が海の水に浸かり通れなくなっていました。一晩を島で過ごし、翌日、ソウルへの帰路に着きました。