毎週火曜22時オンエア
人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。
今回のバス旅は、スペインです。アンダルシアの古都グラナダを出発し、白い海岸として人々に親しまれるリゾート地、コスタブランカをたどって行きます。
世界遺産、アルハンブラ宮殿で有名なグラナダをぶらぶらした後、スペインの有数の耕作地ムルシアへ向かいます。様々な農作物が豊かに実るムルシアでは、有機農法の家族と出会いおいしい野菜をごちそうになりました。
次に向かったのは、バレンシア州、地中海近くの街エルチェ。街中に150万本ものヤシの木があるという温暖な町です。散策の途中、ヤシの木の手入れをする庭師を発見! 10数メートルのヤシにロープ1本で登り、枝を切るという危険な仕事。見事な技と、誇りをもって取り組む心意気に圧倒されました。
いよいよ、地中海のリゾート地コスタブランカに到着。
そして旅の最後は、海に面した美しいビーチをもつカルペです。街のシンボルは、海に突き出た高さ332メートルの岩山・ペニョン・デ・フィッチ。頂上までのハードな登山に挑戦することに。そこには、すばらしい絶景が待っていました!