岡野(国広富之)も愛読している日本屈指の人気ミステリー作家江戸川散歩(中原和宏)が、自宅で殺害されたらしい。通報を受けた雷(小出早織)と岡野は現場の江戸川邸へ向かう。散歩は書斎でこめかみを銃で撃たれ、いすに座ったまま事切れていた。バルコニーの窓が破れており、そこから庭に犯人の足跡が続いていた。雷はその窓の傍で、部屋の鍵を見つける。
第一発見者の息子・清(高橋一生)、散歩の妻の栄子(内田量子)、桜井弁護士(酒井健太郎)から書斎のドアに鍵がかかっていたことを聞いた雷は、庭に残っていた犯人の足跡を確認し、足跡は偽物で、犯人は庭から逃げていないと推理する。桜井弁護士から散歩が遺言状を作成していたらしいと聞いた雷が、犯人の動機が遺言状ではないかと疑い始めた頃、鑑識の柴田(大堀こういち)が犯人の物と思われるスニーカーを下駄箱から見つけてきた。
それを見た清は、散歩が自殺したのではないかと推理する。そして、清の推理どおり、庭から凶器の銃が発見され、自殺のトリックが判ったかに思えたが…。
|