毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回の地球絶景紀行は3周年記念として、北極から南極まで、究極の絶景を求めて地球縦断を縦断するスペシャル企画。旅の出発点は世界最北端の村、グリーンランドのシオラパルク。マイナス30度の氷山に真っ赤な朝日が輝く絶景の村です。村人たちにもあたたかく迎えられ、犬ぞりにも挑戦。降って来るような満天の星空に感動しました。
そして地球を南下、赤道直下の常夏の島、クリスマス島へ。ハワイ諸島の南2000キロにある珊瑚礁の島です。太陽が燦々と降りそそぎ、エメラルドグリーンの海はどこまでも澄んで、希少な海鳥が頭上を羽ばたいてゆきます。この島は、まさに絶景の宝庫。なかでもこの島で最も楽しみにしていた絶景は、世界で一番早くのぼる朝日です。クリスマス島は、日付変更線のすぐ西に位置し、世界で最も早く新しい1日が始まるのです。 暗闇の浜辺に立ち、潮騒を聞きながら、そのときをじっと待ちます。するとやがて、東の沖合から、ゆっくりと“世界で最初の朝日”が昇り始めました。まるで光と色の魔法のような、朝日に染まるクリスマス島の絶景でした。
次に目指すのは、南極大陸。世界最南端の街、アルゼンチンのウシュアイアの港を出航した船は、世界で最も荒れた海峡のひとつ、ドレーク海峡の大海原へつっこんで行きます。激しい船酔いに苦しみながらも2日かけて、ついに南極半島へ到着。目の前に広がるのはみたこともない大氷河のスペクタル。流氷にまぎれてクジラやアシカも出迎えてくれました。 最も心を奪われたのは地球上で最も美しいと呼ばれる「パラダイス湾」。冬の間は全く太陽が出ず、全てが凍り付く南極も今は夏。気温は0度くらいで風がさわやかです。そして小高い丘の上にのぼると、湾が見渡せる、絶景ポイントが・・・。圧倒されたのは野生のままのペンギンたち。その数の多さにも驚きましたが、ペンギン達のあまりに無防備な人なつっこさは感動的。ペンギンたちがの楽園、絶景の大陸。ここはまさに人間が近づけない、最果ての天国でした。