毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回は、ヒマラヤでもひときわ天高く聳える、エベレストを見に行く旅へ出かけます。まず着いたのが、ネパールの首都、カトマンズ。ヒマラヤ登山の起点の町だけあって、大きなリュックを背負ったバックパッカーがちらほら。早速、初心者でも行ける絶景ポイントを訊いて、エベレスト街道を行くことに決定。
翌朝、飛行機で40分、エベレスト街道の玄関口となるルクラにやってきました。いきなり、標高2840メートル。
ガイドさんと待ち合わせて、すぐに出発、初日は4時間のトレッキングとなります。
途中、ヒマラヤの峰々を見ながら、歩みを進めていきます。
翌日は更に10時間、16キロの距離をトレッキング。たどり着いたのがナムチェバザールというシェルパ族の故郷の町。ヒマラヤに囲まれた村の入り口には、悪霊を防ぐための門。お経を唱えながら通ります。村の中にはマニ車という、仏教の経文が彫られた車がたくさん。石にも経文が彫られてます。シェルパ族はチベット仏教を熱心に信じているのがよく、分かります。ナムチェバザールでは週に一度開かれる市場ものぞき、シェルパ族のお正月に備えて買いだめをしている人々とも出会います。
エベレストを眺める絶景ポイント、シャンボチェの丘へ。生憎雲が多く、エベレストが望めません。ガイドさんの住む村がすぐ近くにあるというので、予定を変更してそちらへ向かうことに。クムジュンは標高3790メートルにある小さな村。ガイドさんのお宅では早速、タルチョーと呼ばれる魔除けの旗を張り替える作業が始まりました。真っ青な空にはためく五色の旗には平和への祈りが込められていました。
夕暮れ時、もう一度エベレストを見るために、シャンボチェの丘へ。峰々が赤く染まる中、雲の間から、僅かですが、エベレストの姿が見られました