毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
アイスランド人口の約4割が暮らす街・レイギャヴィークは高いビルもなく美しい街並。白夜となる夏とは逆に、訪れた冬場は朝になってもなかなか明るくなりません。ようやく太陽が顔を見せ、街を歩いてみると一面氷の張った大きな湖がありました。そこでは氷上でサッカーをする高校生たちに遭遇。彼らに言わせれば「普通のこと」なんだそう。
メインストリートでは更に不思議な光景に出会います。なぜか赤ちゃんが乗ったベビーカーがあちらこちらに置いたままに。近くに母親は見当たりません。これにはアイスランドという国の特徴を表すある理由がありました。
郊外にある世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」にも足を運びます。広大な敷地に広がる青白い硫黄泉。溶岩台地に囲まれた景観も素晴らしくゆっくりとした時間が過ごせます。
ヨーロッパの空の足に多大な影響を与えたエイヤフィヤヨークトル火山の噴火。その後はいったいどうなっているのでしょうか。火山の真下に暮らす農家に出会い、当時の被害の様子や現在も残る影響を聞きました。「火と氷の国」ともいわれるアイスランド。そこには地熱を利用し、火山との共存を大切にする人々の暮らしがありました。 その火山に隣接するのがミールダルス氷河。ガイドの案内で氷河を登ります。その先に待っていたのは「今しか見られない」という自然が生み出す美しく、不思議な形をした氷のトンネルでした。
アイスランドの北に位置するミーヴァトン。ミーヴァトン湖を中心にした小さな町ですが見どころはいっぱい。なかでも月面着陸したアポロ11号の乗組員が訓練したという「疑似クレーター」は、自分が月面にいるかのような不思議な光景が広がります。
そして、この町にきた最大の目的は究極のオーロラ。強く美しいオーロラを観測できる冬期に、この北緯に位置する湖で凍らないミーヴァトン湖は世界でも珍しいのだとか。それは湖に流れ込む温水が理由でした。
というわけで、世にも珍しい「湖面に映るオーロラ」の観測を目指します。夜空に広がるオーロラと、そのオーロラを鏡のように映す湖。そんな絶景を見ることはできるのでしょうか。