毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回は、ロマンティック街道の新しい魅力を発見する旅へ。はじまりは街道の起点の町、ヴュルツブルクから。美しい教会が建ち並ぶこの町は、中世から司教が治める司教領として栄えました。
町を流れる川に掛かる橋にはワインを楽しむ人々が。聞けばフランケンワインの名産地なんだとか。早速ワイン畑を訪ねると、そこはオーガニックワインを作っている代々続くワイナリーでした。現オーナーのお子さんたちに案内してもらい、自慢のワインをいただきました。
旅の2日目は、中世からの変わらない姿が美しいと言われるディンケルスビュールへ。市壁に囲まれた町に一歩足を踏み入れると、木組みの三角屋根の伝統家屋が続く町並みが目に飛び込んできて、まるでおとぎの国に迷い込んだような気持ちになりました。なんと築400年など本当に古い家を大切に何世代も続けて使用しているのでした。
宿泊先でディンケルスビュール名物の鯉のフライと旬の白アスパラガスを堪能していると、宿に響き渡る角笛の音…中世の頃の衣装をまとった夜警さんがやってきました。夜のオススメの絶景へ案内してもらえることになり、ついていくと、なんとも幻想的な風景と出会うことができました。
最後は、ロマンティック街道の終点フュッセンを訪れました。最も有名なのはドイツ一美しいといわれるノイシュヴァンシュタイン城ですが、今回はお城には行かず、アルプスの山々に囲まれたフュッセンの豊かな自然を満喫。
旧市街を抜けた先にあると聞いた湖を目指すと、そこには広大な空き地が…なんと、フォルゲン湖という人造湖で、20年に一度の補修のために水を抜かれていたのです。湖畔で出会ったカメラマンに、貴重な湖の底を案内してもらい、知られざる歴史を聞くことができました。そして、夕暮れには、ホップフェン湖の素晴らしい景色を見せてもらいました。