毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回の旅は、タイ南部に浮かぶプーケット。「アンダマン海の真珠」と異名をとるほどの美しい島です。日本からプーケットまでは、直行便で7時間。まずは、旅の拠点となるプーケットタウンにやってきました。世界中から観光客が訪れる人気の町だけあって、いろんなホテルや飲食店が並んでいます。少し歩くと、魚市場が見えてきました。ここは地元人御用達活気溢れるローカル市場「ガゼート市場」。プーケットは海の地形が変化に富んでいるため、いろんな魚が豊富に取れるんですって。ここで買った魚介類を近くのレストランに持って行くと、その食材を使ってタイ料理を作ってくれます。のんびりしたアジアの市場を堪能しました。
プーケットから車で1時間半、パンガー湾にやってきました。この湾には大小約160の島があり、ボートで不思議な形の島々や奇岩のある湾を巡ることができます。中で最も有名なのが、映画の舞台にもなったジェームズボンド島。大きなくさびを海に打ち込んだような不思議な形は、まさに自然が作り上げた芸術品。その近くにはパンイー島といわれる、水上集落がありました。そこは、200年前にマレーシアから渡って来た漁師の村。イスラム教の教えを守りながら、水上の暮らしを営んできました。奇岩の湾で漁を体験し、海の幸をいただきました。
最後は一番人気のツアーに参加するために、プーケットからボートで1時間半、ピピ島へやってきました。この島には車が全くないため、島内の交通手段は徒歩と自転車。のんびりした雰囲気が人気で、外国人観光客がとても多いのです。
2004年、この島はインド洋大津波によって大きな被害を受けたといいます。地元のガイドによると、一時は観光客もほとんど来なかったそうですが、今ではボランティアの支援などによって元の活気を取り戻しています。その中で最も人気のあるマヤビーチへ。岩山に囲まれたエメラルドグリーンの浜辺。そこは、まさに楽園のプールでした。