「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#377 色彩の世界遺産に生きる(イタリア) 2018/1/10 O.A.

ファッショナブルな古都ミラノ

イタリア北部の古都ミラノ。最新のファッションの発信地として知られるこの町でも人気店がひしめくモンテナポレオーネ通りへ。おしゃれなミラノっ子に出会ったあとはとっても不思議な教会へ。礼拝堂に仕掛けがあって謎の空間を演出しています。街歩きを続けていると長蛇の列を発見。そしてみんなが路上でアツアツをほおばっている。ルイーニという店の揚げパンでトマトとモッツァレラが超人気でした。ミラノのシンボル、ドゥォーモ(大聖堂)にも足を伸ばしゴシック建築の荘厳さと無数のステンドグラスの美しさに目を奪われました。

港町ジェノバ

地中海を目指す列車で出会ったのは愛犬を連れて里帰りする客やタブレットPCで検札する老車掌。なごやかにジェノバに到着すると駅前で出迎えるのはコロンブスの彫像。町行く人に聞いてみるとコロンブスはジェノバ出身なのだそうです。目抜き通りのすぐ脇に大きな食料品市場があって新鮮な野菜や地中海の魚介類に食欲をそそられます。せっかくだから地中海の魚を食べたい、で道行く人のすすめでたどり着いたのが街で一番人気のシーフード店。100年ものの釜を使って調理していました。陽気な店主と客がワイワイ、ガヤガヤ。いただいたのはオリーブオイルで揚げたイカのフライ。うまみがとじこめられたサックサクの絶品。地中海の恵みに舌つづみでした。

夕陽に輝く世界遺産

いよいよ絶景の空中都市へ。観光地としての人気は予想以上で、チンクエテッレはどこも人であふれていました。チンクエテッレとは5つの村という意味で、断崖絶壁にへばりつくように家が並ぶ村が5つ点在していました。初めに訪ねたのはリオマッジョーレ。美人さんに出会い地中海の輝きに絶句しながら列車でひと駅移動して今度はマナローラへ。ここで出会ったクラウディオさんが家の中を見せてくれるというので訪ねたら、絶壁ならではの家の構造にびっくり仰天。その後急斜面のブドウ畑を訪ねたらちょうど収穫中。ここでの移動手段がまたまたびっくり仰天。その上ワインの味がまた極上で絶句。全てに驚きながらあっという間に時は過ぎて夕刻に。天空の町と海が朱に染まる絶景の瞬間です。ウェディングドレスのカップルも夕陽を浴びて幸せそう。息を飲む地中海の絶景です。