「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#365 夕日に輝く綿の城 パムッカレ(トルコ) 2017/9/27 O.A.

トルコ パムッカレ

旅の始まりはトルコ南西部、エーゲ海に面した港町イズミール。古くから美しい女性が多いと言われるこの街で、大学生のガンゼさんと出会います。海岸沿いにあるというオススメのシーフードレストランを紹介してもらい、栄養満点のヒメジやイズミール名物のムール貝料理などエーゲ海の豊かな海の幸を味わいます。南西部の絶景パムッカレの情報を得るべく、旅行代理店へ。世界遺産であり、夕方に絶景が見られるというその場所へ向かうため、列車に乗って移動することを勧められる。イズミールの駅からパムッカレ最寄りの駅であるデニズリまで、5時間かけた鉄道の旅の始まりだ。

古代ローマの大温泉郷

列車の中で出会ったのは鉄道員たち。運転席でチャイを作り、アンズのお菓子を乗客に配るなど、お客さんをもてなすのが大好きなトルコのお国柄に思わず感動。デニズリ駅に到着した後は、旅行代理店で予約しておいたホテルへ。そこではトルコの伝統マッサージ・ハマムを体験。たくさんの泡の中での垢すりを受け、身も心も一新されました!英気を養った翌日、いよいよパムッカレの石灰棚へ。現地ガイドのハヤティさんの案内によって、“綿の城”と呼ばれた石灰棚の秘密に迫ります。

夕日に輝く綿の城

石灰棚の温泉に浸かるカップル、ディララさんとエミールさんの案内で遺跡プールへ。美容のためクレオパトラも通ったという温泉の底には、古代ローマ時代の遺跡がそのまま残されていました。そして夕方7時頃。ハヤティさんの案内で、パムッカレで一番の絶景が見られるというポイントへ。純白の石灰棚と豊かな水の風景が、夕日に淡く染まる絶景が現れます。まずは黄金色に。そして徐々に柔らかいブルーと夕日の赤色へと変化。日没後は、どこまでも深い青色に包まれます。美と健康と人々に与えてくれるパムッカレの風景は、同時に、自然という偉大な芸術家が作った美術品のようでもありました。