毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
旅の始まりはポルトガル北部 第二の都市ポルトから始まります。大航海時代、多くの航海士が旅立ったというこの古き都で、薬剤師のジョアナさんと出会います。漫画、アニメ、コスプレなど日本文化大好きのジョアナさんが、近郊の街アゲダで行われているイベントに案内してくれます。その名も、アンブレラ・スカイ・プロジェクト。カラフルな傘5000本が商店街を埋め尽くし、今や世界中の大都市に真似されるほど人気となったイベントに感動。その後、マデイラ島の情報を得るべく、旅行代理店へ。ピコデアリエイロと呼ばれる山で朝日の絶景が見られるいう情報をゲット。さっそくポルトの空港から出発します。
1年中温暖な気候であるマデイラ島で、バナナとパイナップルがかけ合わさったような珍しいフルーツを堪能。さらに坂の多い島で生まれたトボガンという観光アトラクションを体験します。マデイラワインを使ったワインテラピーを受けリラックスした後は、花の衣装のパレードがあるというサンペドロ祭りへ。女性たちが島の花々をイメージした衣装に身を包み踊る姿に感動しました。
山岳ガイドのカルロスさんの案内で、ピコデアリエイロの壮大な風景を見に行きます。雲海に包まれた険しい山々の風景は、かつてポルトガルの航海士たちを驚かせ、悪魔の島と呼ばれていた場所。さらにカルロスさんの案内で踏み入ったのは、その規模から世界遺産にも登録されている巨大な月桂樹の森ラウリシルバ。雲海に囲まれる島の独自の気候条件が豊富な水を生み出し、貴重な植物を育むだけでなく、島で生きる人々に大きな恵みを与えていました。そして翌朝、夜明け前にカルロスさんの案内で再び山の頂へ。そこに広がっていたのは、見事なまでの金色の雲海。それは、島で生きるあらゆるものに恩恵を与える癒しの風景のように思えました。