毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
夏の地中海スペシャル、最後はスペイン。
芸術の都バルセロナでは、まずサグラダファミリアへ。アントニ•ガウディの未完の作品は、10年後の2026年に完成を予定しています。サグラダファミリアの制作に携わるプロフェッショナルたちは、ガウディの“夢”の完成に向けて心を一つに邁進していました。今回の旅の目的のひとつ“絶景レストラン”は、バルセロナのビーチから市街地・・・そしてサグラダファミリアまでを一望できる展望レストラン。地中海からやってくる芸術の息吹と海の幸を満喫します。
町で出会った建築家に、空からバルセロナを見る事を勧められます。サグラダファミリアがあるアシャンプラ地区は、19世紀以降の都市拡張計画によって作られた地区。建物は均一に並び、空からみると壮観な風景が見られるというのです。港にあるヘリツアーをする会社に行き、バルセロナ上空へ。そこには見た事のないバルセロナの姿がありました。
最後は、地中海の楽園バレアレス諸島へ。中でも美しいビーチが見られるメノルカ島を巡ります。メノルカ島の手つかずのビーチ、カラ•マカレジャは宝石のような美しいビーチ。海を堪能した後は、メノルカ名物のロブスタースープを味わいます。
メノルカは石の文化の島。島で石垣や石造りの家を目にします。メノルカの町で出会った建築家の案内で、石切り場・リティカへ。長年メノルカ島の建物を作る為の石を切り出してきた場所だそうです。40年ほど前に役目を終え、現在は一般に公開されています。中世の石切り場と近代の石切り場が隣り合い、メノルカ人々の営みが、遺跡のような不思議な光景をつくり出していました。そして旅の最後にメノルカ島の南へ。美しい夕日が見られると聞いて向かいます。地中海に面したギリシャ、イタリア、フランス、スペインの4カ国を巡る旅もこれでおしまい。それぞれ格別な絶景と楽しい出会いに恵まれた幸せな旅でした。