「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#311-312 絶対に行きたい!奇跡の絶景 アメリカ大陸スペシャル 2016/7/8 O.A.

「天空の鏡」ウユニ塩湖

日本から30時間もかけてやってきたのは南米ボリビア・ウユニ。なんと標高3600メートル。絶対に見たかったのは「天空の鏡」と呼ばれる鏡のような絶景です。現地ガイドのベトさんに案内され、琵琶湖の16倍の面積のウユニ塩湖へ。「天空の鏡」は1〜4月の雨季の4ヶ月間だけしか見れないそう。ラッキーなことに今夜は新月で月がでないので、最高の星空が湖面に、鏡のように映し出される可能性が高いとか。一体どんな景色なんだろう。楽しみです。
湖の水が薄く張った場所に突如現れる「天空の鏡」…。今まで見たこともない噂通りの巨大な鏡です。塩湖という巨大なキャンパスに、全く同じ空が、雲が、大地にも描かれています。真っ白い塩湖に微妙に薄く張った水が、風がない時にだけ不思議な風景を演出しているのです。そして今回は、ガイドのベトさんが、特別になんとドローンを持って来てくれ、ウユニの鏡を上空から眺めます。その衝撃的な絶景に言葉を失いました。そして…、ゆっくりと、真っ赤に染まった夕空が、星空に変わって行きます。空いっぱいに広がる満天の星。流星が鋭く大空を舞い続けます。この星空のすべてが湖面に映っているのです。月に一度の新月の夜、月の明かりに邪魔されず、湖面に映る、世界で最も美しい夜を楽しみました。

「18億年の原風景」グランドキャニオン

ラスベガスから車で5時間。グランドキャニオン国立公園へ…。東西約450kmに及ぶ、文字通り巨大な峡谷ですが観光客が入れるのはごく一部。サウスリムにあるいくつかの展望台から眺めるのが一般的。展望台で出会ったのが国立公園レンジャーのニコルさん。グランドキャニオンの絶景ポイントを知り尽くした彼女の案内で、ヘリコプターで空から見たり、最も美しいと言う夜明けのキャニオンを楽しみます。それは18億年もの歴史が詰まった、まさに地球の原風景。ここでしかみれない絶景です。

「オーロラの聖地」ブラッチフォード湖

次は極北の大地・カナダへ。絶対に見たかったのが、湖にも映るオーロラ。冬は湖が凍り付くため、夏にしか見られない絶景です。世界有数のオーロラ観光のメッカとして知られる街、イエローナイフからさらに水上飛行機で40分。湖に映るオーロラが世界で最も美しく見えるブラッチフォード湖へ。世界中からオーロラファンが集まる素敵なロッジに宿泊。1泊目はこのロッジから、満天のオーロラを楽しみ、2泊目はカヌーでさらに無人島に渡り、湖畔に映るオーロラの神秘の絶景に感動。一晩中繰り広げられた、オーロラのダンスに興奮しっぱなしでした。

「謎の空中都市」マチュピチュ

最後は、世界で最も人気が高い世界遺産の一つ、ペルーのマチュピチュへ。標高2400メートルのジャングルに突如現れる空中都市ですが、500年以上も前この都市を造ったインカの人々は文字を持たなかったため、今も謎だらけ。最大の謎は高度な文明を持つインカ人がなぜ突然消えてしまったのか?そんな神秘の古代都市の、絶対に見たかった絶景は、深い霧の中から突如現れる、「霧のマチュピチュ」。いつでも見られる訳ではなく、雨が降った後など、霧が発生したあとに、風が出て来ると、まるで生き物の様に霧が流れ、空中遺跡が現れるのだそうです。1泊目はダメでしたが、三日目の朝ついに大雨が降り、真っ白な霧に、眩しい太陽が照りつけ、信じられないほど美しい、「霧のマチュピチュ」が目の前に現れました。