毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回の地球絶景紀行は、大自然スペシャル。大地が秘める5つの特別な絶景に巡り合う旅です。
まず訪れたのはフランス。アルプスの最高峰、モンブランの麓の町シャモニです。町中から眺められるほど高いモンブランは標高4,810m。早速、アルプスの意外な絶景が見られると聞いて、ガイドさんとトレッキングへ。ロープウェーを乗り継ぎ標高2,385mから、尾根伝いに歩くこと1時間半。到着したのはラックブランという山にある湖。湖面を見ると…鏡面のような波一つない湖に、アルプスの山々が写り込んでいました。この素晴らしい「逆さアルプス」が見られるのは、気温や湿度の条件が揃った時だけだといいます。その素晴らしい瞬間に立ち会えた奇跡の時間でした。
次に向かったのは、メキシコはユカタン半島。この森には3000もの泉があって、地底の水中洞窟でつながっているそうで、その洞窟を探検しに来ました。
狭い横穴を潜りながら水中の洞窟探検へ。中は鍾乳洞が水没したなんとも不思議な様子。そしてそれを更に抜き出ると、朝の光が差し込み、まるでカーテンのようにひらめく幻想的な世界が待っていました。
続いて向かったのは、ブラジルのレンソイス砂丘。
さらさらの砂に足を取られながらも砂丘の頂上にたどり着くと、純白の砂丘の中に雨季の時だけ現れる幻の泉を見ることができました。中には魚が泳いでいるものもあり、不思議な生態系を見ることができました。そして最後は空から。砂丘のくぼみを埋め尽くす無数の泉。白と青のコントラストの美しい絶景に出会えました。
次は、カナダのナイアガラの滝へ。「雷鳴のとどろく水」という意味のナイアガラ。そこは本当に人の声も聞こえなくなるほどの水量が流れ込む壮大な水の世界。ガイドさんの勧めで見たのは水と光が織りなす虹の絶景。幸運にも大きな、そして二重になった虹を目にすることができました。
最後に向かったのは、ベネズエラのギアナ高地。テーブルマウンテンの一つ、ロライマ山の頂上にヘリコプターで到着。
下から見ると真っ平らに見える頂上も、いざ歩いてみるとアップダウンの激しく、岩が迷路のようになっています。下界とは全く違う、不思議な生態系を目の当たりにしました。そして翌朝。ロライマ山を知り尽くしたガイドさんの誘いでとっておきの絶景へ。絶壁から望んだのは、壮大な大地のパノラマ。更に、大地を潤す母なる水の出発点となる滝でした。