「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#249 赤色の雲海イオニア海(ギリシャ) 2015/3/13 O.A.

いにしえの港町・パトラ

旅のスタートはギリシャの港町・パトラ。この町はかつてイタリアを始めヨーロッパ各国との交易の要衝として栄えました。港で出会ったおじさんによると、このパトラのおすすめは町を一望出来るパトラ城なんだとか。道を訪ねに入ったギリシャの伝統菓子「ルクミ」の店員さんに紹介してもらった男性にパトラ城へ連れて行ってもらうことに。そこから見えたのは目の前に広がるイオニア海とパトラの町、そしてイオニア海に浮かぶケファロニア島の島影でした。冬の時期、絵のような夕日が見られると聞きケファロニア島に向かうことにしました。

数万年の時を閉じ込めたドロガラティ洞窟

ケファロニア島につき町を散策していうと聞こえてきたのはマンドリンの音。音色に誘われ建物に入っていくとちょうどマンドリンの修理に来ていたお兄さんと知り合いに。なんでもマンドリンの試し弾きのために向かう場所がとっておきの神秘的な場所なんだとか。試し弾きに同行してみると、そこはなんと世界的なオペラ歌手もコンサートをしたこともあるという大きな洞窟。マンドリンの音色と地上と隔絶した場所で時を忘れ違う惑星にきたような不思議な気持ちになりました。

赤色の雲海 イオニア海

旅の最後はこの島のガイド・スピロスさんがおすすめの冬のケファロニア島ならではの景色が見られるというエノス山へ。エノス山で迎えてくれたのは目の前に広がる雲海と、その先にある本物の海、イオニア海でした。そして待つこと1時間、太陽が沈むにつれ海も雲も空も辺りが真っ赤に染まったのです。