毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
旅のスタートは40度を超える灼熱のデリー。町で女の子たちに話しを聞くとこの時期インドの人々は涼を求めて北を目指すんだそう。ヒマラヤの絶景も望めると聞いて早速町の旅行会社へ。勧められたのはチャンディガルという町を経由し高原の避暑地シムラーへ山岳鉄道で向かうルート。まず辿り着いたチャンディガルでは町で出会った一家とインドならではの夕涼みへ。そこは400年前から人々の憩いの場だったマハラジャのために作られた庭園でした。幻想的にライトアップされた庭園でインドらしい風情を感じる夜を過ごしました。
チャンディガルから山岳鉄道で5時間。標高約2000mに位置する高原の避暑地シムラーへ。町の中心にはなんとエレベーターで向かいます。ガイドのディネーシさんと西洋風の建物が立ち並ぶ町並みをともに歩いていると、シムラーは夕暮れになると空と町が茜色に染まり最も美しくんだと教えてくれました。でもすでに夕暮れの時間。とっておきのビューポイントへ夕暮れが迫る町を大急ぎで駆け巡ります。そして辿り着いたのは山の斜面に作られたシムラーの町と夕日を見ることの出来る展望台。植民地時代の面影が残るシムラーの最も美しい移ろいの瞬間を眺めました。
いよいよ白く輝くヒマラヤが望めるというロータン峠へ。夏の間、雪を求める人々でごった返すロータン峠へは渋滞を避け、朝の3時に出発します。標高4000mまでの長い道のり、早朝にでたにも関わらずしっかりと渋滞につかまってしまいました。8時間かけてようやくロータン峠へ辿り着くと、そこはスキーやそりなどインド中から人々が雪を楽しみにやってくる夏の天国の様な場所でした。少し歩くと夏にも雪をいただくヒマラヤが出迎えてくれました。そして太陽の光に染まりヒマラヤが金色に輝くという瞬間を待つことに。1時間後、白く輝く峰は太陽の光を浴びて金色に輝き始めました。