「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#196 白の大地マカディカディ塩湖(ボツワナ) 2014/2/14 O.A.

旅の出発点/カサネ

到着したのは観光客で溢れるカサネ空港。外に出ると熱気でムッとします。でも…青い!さすがアフリカの空は広くて青いです。ここカサネはボツワナ、ジンパブエ、ザンビア、ナミビア、四つの国と隣接する国境の街。国境線になっているのがチョベ川で、カサネのはこの川と共にあります。野生動物たちの楽園を巡るサファリツアーはチョベ川沿いの国立公園。世界有数の動物の数を誇ります。驚いたのは道路の「像に注意!」の標識…。カサネの中心街の近くの道路を象が堂々と歩いているのです。

ゾウの楽園・チョベ国立公園

朝6時。野生動物に会いに、夜明け前のカサネの街を抜け出し車で1時間。チョベ国立公園へ。早朝と夕方はチョベ川に多くの動物たちが水を飲みに集まるのだそうです。朝日に輝くチョベ川にいたのは・・・、インパラの群れ。メスが300頭くらい、角が生えたオスは・・・わずか一頭?一夫多妻なんだそうです。さらにイボイノシシ、ホロホロ鳥。バッファローの群れ。そして、キリン。それにしても長い首。6〜7メートルはあるでしょうか。二頭のオスがその長い首をぶつけ合っています。けんか?ガイドのケニーさんによるとこの行為は「ネッキング」といって、テリトリーなどを巡り、たまにけんかをするのだそう。優しそうなキリンの意外な一面でした。チョベ川に下りると、ゾウたちの群れ。何十頭も。親子で夫婦で仲間で、みんなで水浴びしています。長い鼻で水をすくって掛け合う姿のなんと愛らしいことか。ケニーさんによるとこの国立公園だけで6万頭以上もいるそうです。「チョベ川は様々な野生の命が輝く楽園でした。

白の大地マカディカディ塩湖

カサネから車で4時間。旅の最終目的地、マカディカディ塩湖へ。乾期の塩湖はカラカラに渇ききった白い大地。ガイドさんの運転するサンドバギーに二人乗りで、塩湖を駆け抜けます。360度見渡す限りの地平線。何も遮るものは何もありません。地球ではない星に迷いこんだよう。この渇いた巨大湖にはぽつんとオアシスのような緑の茂みがあり、珍しい動物が暮らしていました。その動物とはミーアキャット。前足を上げて後ろ足としっぽで直立する姿が可愛らしい人気ものです。彼らの家族愛に感動。夜は降ってくるような星空の下でキャンプを楽しみました。