「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#189 コナコーストの夕日(ハワイ) 2013/12/27 O.A.

海の溶岩

今回の旅の舞台は、ハワイ諸島の中でも最も大きな島、ハワイ島。またの名を「ビッグ・アイランド」「火の島」とも言います。その名の通り、ハワイ島は今現在も火山活動活発で、噴出した溶岩から日々刻々と、新しい大地が生まれ続けているのです。ハワイ島の大地を感じたい!と向かった先はなんと世界でたった一つという「海の溶岩」。想像もつかないまま、早朝に荒れ狂う海へ船で出発。すると現れたのはジワジワと真っ赤に燃えながら、海から生まれ続ける溶岩。離れていても熱を感じるほどの威力です。海水に触れると、水蒸気爆発します。「火の島・ハワイ島」の大地誕生の瞬間に出会う、そんなダイナミックな絶景に出会いました。

ケアラケクア湾

ハワイ島の魅力はまだまだ沢山ありました。次に向かったのはハワイ島で最も透明度が高いと言われる西海岸のケアラケクア湾。クルーザーに乗って出発です。船長によれば、ここは「誰もが虜になるほど美しい海」なんだとか。早くシュノーケリングしたい!と期待に胸を膨らませ、到着すると、目の前に広がるのはプールのように透き通るコバルトブルーの海。他のシュノーケリング参加者も海の世界にくぎ付けです。いよいよ、海へ潜るとそこはまさに熱帯魚たちの楽園。光が海の底まで届きます。ケアラケクアの美しい海中散歩を堪能しました。

エイベービーチ

旅のクライマックスは西海岸のコナコーストで迎えます。ひょんなことがきっかけで出会った島在住のグプトンさんはハワイ島をテーマに、魅力的な景色を描き続ける画家。そんな彼女おすすめのエイベービーチに案内してもらうことになりました。時刻は夕暮れ時。目の前にあるのは夕日を浴びて眩しいほど輝く水面と、穏やかな潮風に揺られるヤシの木。まさに、これぞハワイというサンセット。そして待つこと15分、ビーチは淡いピンクのグラデーションに包まれ、ゆっくりと一日を終えていきます。それは、ただただ静かな、美しい癒しに満ちたコナコーストの夕暮れでした。