毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
ミクロネシア連邦チューク州の州都、モエン島の国際空港に到着。小さな空港の玄関先で、お花を売っている女性たちの姿。南国らしい、のどかな風景です。現地ガイドのハンセンさんと、街の中心へ。しかし、市場が並ぶメインストリートは10分も歩けば終わってしまうほどのもの。モエン島は観光客にとっての見所はないそうで、船に乗って、隣のトノアス島へ・・・。向かう途中、わっ!魚の群れ?イルカだ!何十頭ものイルカの群れが船を離れません。トラック環礁は世界有数の美しいダイビングポイントがいくつもあることで有名です。トノアス島に到着し、トラック環礁を見渡せる、ミヤリ山の展望台へ・・・。展望台といっても、ジャングルの道なき道を1時間もさまよい、たどり着いた場所。山の上から見下ろすトラック環礁は、様々なブルーに輝く、巨大なラグーン。「あの小さな島がジープ島ですよ」ハンセンさんがお勧めする、絶景の島、ジープ島は直径200メートルほどの小さな孤島。無数にある離島のなかでも、ひときわ輝きを放っていました。
早速、絶景のジープ島へ。本当に小さい島なんですね。ヤシの木が何本かたっているだけの島。ひょっこりひょうたん島みたい。あれ?誰か手を振っている。子供?現地の女の子だ。名前はハナエちゃん。実はこの島はロッジになっていて、管理を任されている、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に8歳のハナエちゃんも暮らしているのだそう。小さな島の小さなガイド、ハナエちゃんの案内で島を一周します。一周といっても歩いて2分くらい。部屋もありますがほとんどの人は風が気持ちいいのでハンモックかビーチチェアで寝るそうです。何ともワイルドな島ですね。島のビーチでひと泳ぎ。サンゴのお花畑を泳いでいたら突然、何万、何十万匹の魚の群れに遭遇し、びっくり!
翌朝。ハナエちゃんも一緒にボートで島を出発。水中の絶景を堪能します。まずは映画「タイタニック」のロケでも使われたという、沈没船「富士川丸」。悲劇の船は水中で見ると実に神秘的。そして世界中のダイバーが憧れるキミシマ環礁や、白砂のビーチ、サンドパラダイスへ・・・。水中で見た最高の絶景は、ハナエちゃんが案内してくれたイルカたちの楽園。8歳の少女がイルカに話しかけ、まるで友達のように一緒に泳ぎます。幻想的な水中世界に、今まで味わったことのない幸福感に満たされていました。