毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
旅の始まりはコロラドスプリングス。ロッキー山脈の東側に位置する、コロラド州で二番目に大きな街です。コロラドスプリングスはアウトドアの観光地としても有名で年間600万もの観光客が訪れるといいます。ふらりと立ち寄ったアウトドアショップで街の自慢の場所だという、アメリカで最も有名な山頂のひとつ「パイクスピーク」を教えてもらい早速向かうことに決めました。
パイクスピークへの道中、ガイドの勧めで立ち寄ったのは街のはずれにある「神々の庭」とよばれる赤い砂岩群の公園。何万年もの時間をかけて風と水が造り出した独特な景観が広がります。「神々の庭」からはパイクスピークを臨むことができ、次なる絶景に期待が弾みます。
パイクスピークを目指し、登山電車の駅があるマニトウスプリングスの街へ。登山電車の出発まではまだ時間があるので、街を散策してみることに。こぢんまりとしたおもちゃの街のような可愛い雰囲気、街中には温泉水が湧き出ていて試しに飲んでみることもできました。再び駅に戻るとスイス製の赤い登山列車がお出迎え。登山列車の旅へ出発です。シーズンオフである冬の期間、登山電車は雪の為、残念ながら山頂までは登れません、しかし標高によって変化する景色は迫力満点。登山電車の最後には冬にしか停まらないという駅へ。車掌さんおすすめのスポットで、パイクスピークの美しい雪景色を満喫しました。
旅の最後はワイオミング州にある巨大な岩山「デビルズタワー」へ。デビルズタワーへの窓口の街ラピッドシティでデビルズタワーをこよなく愛するロッククライマーと出会い、同行させてもらうことに。州をまたいでワイオミング州へのドライブを楽しみます。突如、どこまでも続く大平原にデビルズタワーが姿を現します。火山から吹き上がった溶岩でできたというデビルズタワー、その驚異的な姿に圧倒されてしまいます。ネイティブアメリカンの聖地でもあるデビルズタワー、麓の木々には祈りを込めたリボンが吊るされていました。頂上までのぼるというロッククライマーと別れ、麓からタワーを臨むベストスポットへ。デビルズタワーの麓の牧場へお邪魔し、どこからでもタワーが臨める暮らしを体験します。代々守り抜かれた牧場で、暮らしに寄り添う絶景を堪能しました。