「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#175 悠久のギアナ高地ロライマ山(ベネズエラ) 2013/9/20 O.A.

ギアナ高地グランサバナ(大草原地帯)の玄関プエルト・オルダス

到着したのは首都カラカスから高速バスで10時間、北東部の町プエルト・オルダスです。ここは二つの大きな川が流れる水の都。その川の合流ポイントへ行くと何と茶色の川と黒い川が混じり合わずに存在していました。川の成分の違いが原因なんだそうですが、その不思議な光景に圧倒されました。二つの川の一つ、カロニー川はギアナ高地のグランサバナという大草原地帯から流れてくるとのこと。その上流へ向かって町を出発しました。

テーブルマウンテン・ロライマ山

翌日、雨のぱらつく天気の中、グランサバナの南東に位置するロライマ山へ。地上からの高さおよそ1000Mあり、普段は雲に隠れその全貌は中々見る事が出来ない神秘の山。運に任せて行ってみると丘の遥か向こうにそびえるロライマ山を発見。それは、テーブルマウンテンと呼ばれるまるで切り株のような山でした。ガイド曰くロライマが誕生したのは何と1億8千年前。世界最古の山と言われているそうです。

ロライマ山山頂

ヘリコプターで40分ロライマの山頂へ。上空から眺めるテーブルマウンテンはまるで雲の絨毯を敷き詰めた天空の大地のようで壮観でした。頂上へ到着すると私たちのキャンプ地を準備するため先発した現地ガイド3名のお出迎えが。うち2人は代々山の麓に暮らす先住民の方たちでした。山を知り尽くした彼らに連れられ向かったのはワチャロの谷。ロライマ山の絶壁です。地平線の彼方まで続くグランサバナ。その大パノラマは息を呑むほどの絶景でした。