毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回訪れたのは、ハワイの知られざる島、モロカイ島とラナイ島、最初は、モロカイ島、贅沢なホテルや娯楽施設はありませんが、昔から変わらない素朴なハワイに出会える島、フレンドリーアイランドと呼ばれ昔からの風習や伝統が大切に守られています。まずは島唯一の町、カウナカカイへ。町のギャラリーで見かけた1枚の絵に描かれた風景、島の北部カラウパパという村でした。この景色に会うためにミュール(ラバ)ライドツアーに参加しめざします。断崖を1時間30分以上ラバの背に揺られてくだり村に入ります。断崖と海に囲まれ自然が残るカラウパパ村、人をなかなか寄せ付けない場所でもあります。世界で最も高いといわれる海の断崖、「海食崖」、この地の歴史を見続けた絶景でした。
カウナカカイで出くわした「フラ」の練習風景、年に一度開かれる「フラ」のお祭りの準備の真っ最中でした。そこで一人の少女、アビゲイルさんに出会います。本番でのお披露目に密着し、自宅に招かれての家族とのふれあい、そして彼女のお勧めの場所は、子どもの頃から家族でよく行った島の西側パポハクビーチ、白砂のビーチが3km続きます。心に染み入る場所でした。
旅のクライマックスはラナイ島。モロカイ島から飛行機で15分ほど。かつてパイナップル畑が広がっていたラナイ島、世界中にパイナップルを輸出していたパイナップルアイランドでした。しかし今は、アメリカの大富豪が98%を所有する事実上のプライベートアイランド。ただひとつの町、ラナイシティと豪華リゾートホテルがある以外、島には手つかずの大自然が残っています。極めつけは、未舗装の道を4WD車でしか行けない島の北部、神々の庭と呼ばれるケアヒアカヴェロ、静寂の大地に、無数の岩が転がる草木もないまさに人の力が及ばない神々の庭の名にふさわしい絶景でした。