毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
旅の始まりはニューメキシコ州最大の街、アルバカーキ。1706年に創設された歴史ある街にはネイティブアメリカンやスペイン文化の影響が色濃く残っています。早速歩いてみると、建物の壁にはアート作品が描かれていて彩り鮮やか。またカウボーイハットを被った人が多く、西部開拓時代を彷彿とさせ、なんだか不思議な魅力のある街です。ふと見れば帽子屋さんを発見。入ってみるとカウボーイハットがズラリと並んでいます。実際に作っているところを見せてもらって、その職人技に驚かされます。夕暮れ時、アルバカーキにある世界で2番目の長さを誇る空中ロープウェー「サンディアピーク・トラムウェー」に乗り込んで海抜3100mの頂上へ。街明かりに輝くアルバカーキの街を一望します。
次に向かうのはアメリカの宝石と呼ばれる美しい街「サンタフェ」。アルバカーキからレイルライナーに乗りこみ街へと向かいます。サンタフェは歴史的な建築物が多くエキゾチックな町並みが広がっていますが、ある一角まで来ると、そこ一帯がアートギャラリーのようになっていました。昔は住宅街だったところにアーティストが住むようになり、今では100近いギャラリーが並んでいるそうです。ユニークな芸術作品を鑑賞した後、出会ったアーティストから、ホワイトサンズという絶景ポイントを教えてもらい、そこを目指すことに。
赤茶けた大地に突如姿を現す真っ白い砂丘「ホワイトサンズ」。ホワイトサンズはネイティブアメリカンの聖地としても知られる神秘的な場所。ビジターセンターで出会ったレンジャーと共に向かうと、そこは太陽の光を受けて真っ白に輝く果てしなく白い砂丘。この白く輝く砂の正体は石膏の結晶なのだとか。本来は透明だが風によって擦れ合うことにより傷が付き、白くみえるといわています。夕刻が訪れると砂丘の景色は一変。白いキャンバスにゆっくり色を付けるように砂丘がピンク色に染まっていく幻想的な景色を楽しみました。