毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
中央アジアに位置するカザフスタン。距離にすれば意外と近い旧ソビエトのこの国は、日本人からみると不思議と近くて遠い国です。その西部に位置するカスピ海の沿岸都市アクタウから旅は始まります。世界一の大きさを誇る湖カスピ海。石油などの資源が豊かなここは、近年大規模なリゾート開発が盛んに行われ、移り変わろうとしている街でした。
翌日、ウスチュルト台地に詳しいガイドと内陸部を目指す。ウスチュルト台地は太古は海だった場所です。地殻変動で台地になった今でもその名残は見られます。まずはトゥズバイル塩湖へ。ここは海の名残を残す塩湖。真っ白い塩に水が覆い、水面が鏡のような状態になっています。そこに白い岩山と歩く人の姿が映り、空中を歩いてるかのような気持ちになってしまう、不思議な場所です。
旅の終わりに案内されたのは「ウスチュルト台地1番の絶景ボスジラ。かつて海だったここに今は不思議なかたちをした岩山の数々。まるで円形劇場を思わせるように広大な台地に広がります。そしてボスジラで自然が創る一瞬のアートを目の当たりに。台地という大きなキャンパスに太陽の光が雲にあたり、動く影を創りだす。時空を超えた大自然のアートに圧倒されました。 中央アジアの大国カザフスタンの知られざる太古の台地ウスチュルトを巡る旅です。