毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回の舞台はアメリカ。最北の地、アラスカを旅します。まずは、アラスカ最大の都市、アンカレジを散策。名物のトナカイソーセージを売る屋台や、アラスカでは馴染み深い毛皮のお店が並んでいました。そして、アラスカの大自然が体感できるからと地元の方に勧められ、キーナイ・フィヨルドという国立公園に行くことに。港からクルーズ船に乗ってフィヨルドを巡ってみると、出迎えてくれたのは海の生き物たち。ラッコやクジラなど、様々な生き物を間近で見ることが出来ました。その先で待ち受けていたのは、美しき氷の世界でした。青く輝く神秘的な氷河。大迫力の氷河の崩落。極寒の地ならではの絶景を楽しむことができました。
アンカレジでの2日目。市場で偶然知り合ったご夫婦の家に招かれました。そこは、クマも頻繁にやってくるという森の中。ちょっとだけワイルドライフを楽しんだ後は、ご夫婦に勧められて、デナリ国立公園に行くことになりました。
そこから名峰マッキンリー山を見ることができるそうです。ところが、マッキンリーは、訪れた人の2割しか全貌を見せてくれない気難しい山。2日間にかけて、挑戦したものの、残念ながら天候は雨。結局、マッキンリーは雲に隠れたままでした。
その代わりに現れてくれたのは、大自然で暮らすクマ。雨の恵みを受け、豊かな緑に囲まれたデナリは、たくさんの野生動物が暮らす楽園だったのです。
最後に訪れたのは、高原の小さな町、タルキートナ。この町に遊覧飛行のツアーがあると聞いてやってきました。マッキンリーの全貌を見るべく、飛行機で空からアプローチすることにしたのです。
アラスカの雄大な平原を眺めながらの、空の旅。ようやく北米大陸の最高峰・マッキンリーが姿を現してくれました。山の輪郭はもちろん、岩肌まで、はっきりと見ることができました。
その先には、さらなる絶景が待ち受けていました。真上から眺めるアラスカ山脈です。真っ白な雪化粧をまとった幾つもの山。一面に広がる銀世界。雄大な地球の素顔に圧倒された旅でした。