毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
東インド絶景の旅、今回は世界遺産にも登録されている「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」を乗り継いで、紅茶で名高いダージリンを目指します。世界でも珍しい“鉄道“の世界遺産は、始発駅のニュージャルパイグリからダージリンまでの約88キロ、標高差2000メートルの工程を8時間ほどかけのぼっていきます。小回りが利くように小さく作られた車体から”トイトレイン“の愛称で親しまれています。
“紅茶のシャンパン”と呼ばれる「ダージリンティー」。この地方特有の深い霧と激しい気温差が、美味しい茶葉を育てます。ダージリン地方には100軒ほどの農園がひしめいています。私たちがお邪魔した3月は、一番茶「ファーストフラッシュ」の茶摘が行なわれていました。歌を口ずさみながら青々とした茶葉を摘む女性たち。その新鮮な茶葉からは琥珀色の輝きを放った最高級のダージリンティーがうまれます。
旅のゴールはダージリン市内から10キロほど離れた小高い丘タイガーヒル。ここからは晴れた日の早朝わずか数分の間だけ、世界第3位の標高を誇るカンチェンジュンガの美しい絶景を見ることが出来ます。雲海の中を昇る朝日、その光に照らされヒマラヤの山々がバラ色に染まるのです。標高2000メートルに広がる大パノラマ必見です。