毎週水曜日よる9時オンエア
地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)
今回の旅最初の目的地はハリドワールです。その意味は“天国への入り口”。ガンジス川の辺にあるこの町は、インドの人々にとって最も重要な“聖地”の1つです。私たちが訪れた3月、ハリドワールでは12年に一度の大祭「クンブメーラ(沐浴祭)」が行なわれていました。祭りが開催されるのは1月から4月までの3ヶ月。その間この町を訪れる巡礼者は、延べ5000万人を超えると言われています。
「クンブメーラ」の期間中、町には一般の巡礼者の他に、ヒンドゥー教の聖人「サドゥー」が集ってきます。サドゥーとは、世俗の生活を捨て厳しい修行を重ねヒンドゥーの教えを諭す人々の事を指します。今回特別な許可を得てサドゥーのキャンプを撮影することが出来ました。ヒンドゥー教の大祭の熱気と、知られざるサドゥーの姿をお伝えします。
ハリドワールからガンジス川を25キロ遡ったところに「リシケシ」はあります。ここには“ヨガの奥義”を学ぶため、世界中から観光客が集ってきます。彼らは「アシュラム」と呼ばれる道場で本場のヨガを学んでいきます。 リシケシを訪れる人々の中には、“自分探しの旅”にやってくる人々も数多くいます。その中には、この町に取り付かれ人生を変えてしまう人まで。「ヨガの聖地・リシケシ」の魅力をたっぷりとお伝えします。
旅のゴールは「ヒマラヤの大パノラマ」。インドの人々はヒマラヤ山脈にヒンドゥーの神々が住んでいると信じています。そのワケはガンジス川。ガンジスを生み出すのはヒマラヤの雪解け水です。その為ヒマラヤの山中にはいくつものヒンドゥーの聖地があり、インドの人々は何日もかけ聖地に赴くのです。今回私たちはヒマラヤを望む標高3000mの山頂へ登り、神々が住むヒマラヤの大パノラマを堪能します。