「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#2 ニース花カーニバル(フランス) 2010/4/16 O.A.

ニース

イタリア風デザインの建物が並ぶ美しい街。僅かでも景観を良くしようと壁に窓の画を描いた「騙し画」が随所にあり、それを探しながら歩くのも楽しいです。今回は「天使の湾」と呼ばれるコバルトブルーの海、海岸の散歩道を散策します。

旧市街の朝市は大賑わい、花に野菜に魚に果物…。ニース名物「ソッカ」の店には行列が…、ド派手メイクの"名物おばちゃん"が売る「ソッカ」は絶品です。

そして、ニースのカーニバル「花合戦」。ある倉庫では明日の本番に向け山車作りに熱中する全参加者の姿があり、未完成とはいえ所狭しと並べられた花山車は迫力満点。そして、いよいよ始まった「花合戦」。鮮やかな花山車のパレードはまさに絶景です。

マントン

南フランスで1、2を争う美しい街「マントン」。旧市街を歩くと中世にタイムスリップしたかのような気にさえなります。 観光客が押し寄せる出店通り。レストランや土産屋が軒を並べており、その中でもあちこちで目にするのがレモンです。レモンジャムにレモンリキュール、レモンの石けん。 そう、マントンはレモンの街、高品質のレモンをフランス中に出荷しているのです。 レモン祭りの会場を訪れるとレモンとオレンジで作られた巨大なオブジェが。そのレモンの数は圧巻。レモンとオレンジで作った山車のパレードも観客を沸かせます。

レモン農家のガナックさんが案内してくれた絶景は、レモン畑から見る地中海と彼が愛してやまないマントンの美しい街並み。それはまるで絵はがきのようです。

マンドリュー

ミモザの生産地で有名なマンドリュー。この街で行われていたのは「ミモザ祭り」。ミモザに覆われた山車が練り歩き、観客にミモザを配ります。 この祭りに参加しているひとり、エミリーさん。彼女はミモザを強制的に開花させる、この地域にしかない伝統的な仕事に就いています。

翌日、その職場を訪ね仕事の模様を見せてもらうと、父はミモザの栽培、母はミモザのパッケージング、家族でミモザに関わっていました。 彼女が連れていってくれたのは「黄金の道」と呼ばれる山道。その道を車で上るつれて徐々にミモザは増え、やがて道の両側はミモザの黄色で埋め尽くされるのです。 頂上付近、車を降りて向かった場所は一面にミモザが咲き乱れる鮮やかな黄金の山でした。