5人組コーラスグループ、フィフス・ディメンションが歌ったこの曲は、1969年全米1位の大ヒットとなり、同年のグラミー賞最優秀楽曲を受賞。
この曲は当時大反響をよんだミュージカル「ヘアー」の幕開けを告げる曲だった。「ヘアー」は当時のアメリカ社会を色濃く反映したものであり、またロック・ミュージカルの元祖と呼ばれるものだった。
ひょんなことからこのミュージカルを見たフィフス・ディメンションのメンバーが「アクエリアス」を気に入り、プロデューサーのボーンズ・ハウに持ちかけた。ボーンズは「アクエリアス」と、ミュージカルのエンディングで歌われる「Let The Sunshine In」とをメドレーにすることを思いつき、レコーディングすることとなった。
番組ではフィフス・ディメンションのオリジナル・メンバーや関係者、そしてミュージカル「ヘアー」の作曲を手がけたガルト・マクダーモットへ取材し、この曲が生まれた経緯を語ってもらった。