「ヴィーナス」は、ショッキング・ブルーによる世界的ヒット曲。ポップなメロディと弾けるビートで1970年に全米No.1を獲得した。
ショッキング・ブルーは、オランダ出身のバンド。ギタリストのロビー・ファン・レーヴェンがほとんどの曲を書いている。
「ヴィーナス」は日本をはじめ、ロシアやスペイン、ギリシャ、フィンランドなど、世界中でカヴァーされている。中でも最もよく知られているのが、イギリスの女性3人組、バナナラマによるカヴァー・ヴァージョン。1986年、ユーロビート流行の兆しの中で、オリジナルと同様、全米No.1に輝いた。
さらに、「ヴィーナス」の印象的なイントロは、スターズ・オン45によるメドレー(1981年リリース)の冒頭部分にも使われ、全米No.1となっている。これもカウントすれば、三度の全米No.1獲得ということになる。
かくも幅広い人気を集め、愛され続けるこの曲はいかにして生まれたのか…
番組では、作曲者であるロビー・ファン・レーヴェンやバナナラマのメンバー、また、バナナラマ版のプロデューサーでユーロビート・ブームの中心人物でもあったピート・ウォーターマンらを訪ね、オリジナルとカヴァー、それぞれの誕生の経緯を探っていく。