女子高生の津木野ユリ(大政絢)は、いつも左手に黒い皮の手袋をしている。人との関わりを避けている為、高校では浮いた存在である。
クラスの黒板に「津木野ユリは魔女」という落書きをされても、ユリは気にも留めない。クラスメートの古瀬美樹(葵)が落書きを消して声をかけるが、ユリは全く動じない。そんなユリを担任の内藤怜奈(小山田サユリ)が進路指導室に呼ぶ。怜奈がユリの孤独の原因である左手に触ると、二人の頭の中が混乱をきたす。ショックを隠しきれない怜奈。
教室に戻ったユリの机に「魔女」の文字が彫り込まれていた。そこへ美樹がやってきて、ユリに話しかける。美樹はユリに友達になって欲しいと懇願するが、ユリは美樹を拒絶する。美樹はユリがいなくなれば死ぬと告げるが、ユリは捨てゼリフを言って、教室から出て行き・・・。 |