保育士の中園有紀(田中有紀美)は、園児たちと幼稚園で飼っている金魚が死にかけているのを見つけ、園児たちに死なないように皆でお祈りしようと言う。そうして有紀は、金魚鉢から死にかけた金魚を取り出し、その金魚を手で包みこんだ。すると有紀の両手から光が現れる。有紀が金魚を元に戻すと、元気に泳ぎだし、園児たちも大喜びする。
そう、有紀には病気や怪我を治す不思議な力がある。しかし、有紀はその力を最近使わないように心がけていた。その力を使うと体力を消耗し、年を取ってしまうからだった。
能力を使った有紀が目尻のシワを気にしているところに、有紀宛のハガキを受け取る。みのる(白木みのる)の館への招待状だった。
みのるの館を訪れた有紀は、自分が6人目の訪問者だと知る。有紀がスタンプラリーに参加するとも言わぬ間に、みのるはカードと携帯を置いて、消えてしまう。
有紀はみのるからのミッションを受け取ると、スタンプラリーへの参加を断ろうと、指定された病院に松原宣子(星野晶子)を訪ねる。宣子はみのるのことを知らなかったが、訪ねてきた有紀に、自分の悩みを聞いて欲しいと懇願する。
宣子の悩みは、ガンで余命幾ばくもない自分のために、孫の美咲(小松 愛)が、万病に効くという高価な水を買うことをやめさせたいのだという。宣子の悩みに有紀は・・・。
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