毎週土曜 よる10:00~10:54

#99 「母なる湖を抱く霊峰 伊吹山」(2月13日 放送)

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日本一の湖、琵琶湖を見下ろす滋賀県最高峰・伊吹山(いぶきやま)標高1377m。滋賀県と岐阜県にまたがる日本百名山の一つである。

山頂から吹き下ろす風は“伊吹おろし”と言われ、その強風は「神の息吹(いぶき)」に例えられ山名の由来となった。冬は日本海側からの季節風の通り道となるため雪が多く、伊吹山は積雪量で長く世界一の座に輝いてきた。

その麓には関ヶ原が広がり、深田久弥は日本百名山で、「東海道全線中これほど山の近くを走る所はなく、その中で私のいつもみとれるのは伊吹山の姿であった」と記している。

この山を登るのは冬山経験も豊富なモデルの仲川希良。関西の雪山で彼女はどのような絶景に出会うのか。

【 ロケ日: 1月21日~1月23日 】

見どころ
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夏場は山頂の花畑から「新・花の百名山」にも選ばれる伊吹山。冬のこの時期は、広い山頂からひろがるどっしりと力強い山容が雪に覆われ、巨大な白壁となり登山者を圧倒する。冬期は道路も封鎖され、自らの足で標高差1,000m以上を登らないとその頂に立つことはできない。

山頂までまっすぐと伸びる雪の道。直登する爽快感、真っ白な世界で斜面にとりつきひたむきに登る仲川を琵琶湖が見守り続ける。そして、巨大な白壁を乗り越えた先、山頂からは琵琶湖が一望できるという。

仲川はその絶景に出会うことができるのか?


取材後記
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ロケ日は快晴に恵まれたこともあり、登山客の方も多くいらっしゃいました。
皆、急勾配を必死に登っていきます。
ふと見上げると、登っていく皆さんのザックの後ろには見慣れないプラスチックの丸い板が。
お尋ねすると「これを楽しみに登っているんです」とのこと。

実は伊吹山は広大な斜面があることからシリセード(丸板をソリのように使い滑り降りること)にうってつけ。
行きは辛い山道も、帰りは大パノラマの滑り台に変わります。
必死に登っている撮影隊を尻目に楽しそうな声が響き、思わず歩荷さんも「いますぐ滑りたい」と一言。
次回は是非私もシリセードに来ようと思います。