#91 「恵みの森 女神の山 森吉山」(11月7日 放送)
秋田県の中央東部に位置し、約20km四方に広がる広大な山塊、森吉山。標高1,454m。
「花の百名山」として親しまれ、初夏から秋にかけて雪田や湿原には約300種類の高山植物が咲き誇り、山腹はブナ林、標高1,100mから山頂部まではアオモリトドマツの原生林の森が広がる。
その恵みを受けて動植物の楽園となり、マタギ文化の発祥の地ともなった。人々は里を潤す山の恵みに感謝し、山の神へ敬意を込めて登山を行ってきた歴史がある。
秋の装いに替えた秋田の名山を仲川希良が登り、色鮮やかな自然の恵みを満喫する。
【 ロケ日: 10月14日~10月17日 】
「森がよい」ことからその名がついた森吉山。山の麓にはブナの原生林が広がり、清冽な水が溢れんばかりに流れ、太平湖や渓流、数多くの名瀑群が連続する桃源郷となっている。
ゴンドラで山頂も目指す事ができるが、今回は秋の森吉山を満喫するため、主峰ヒバクラ岳を正面にとらえたヒバクラコースで山頂を目指す。山麓の木々は黄金に染まり、山頂付近には木道が続く天上の散歩道が続く。
様々な動植物、里に住む人間からも愛されてきた森吉山。懐深き山と人々と出会い、仲川は何を想うのか。
登山と言えば楽しみなのは山の上で食べる食事です。 今回の避難小屋メシは本場地元のきりたんぽ鍋。 比内地鶏でダシをとり、この季節ならではの舞茸を入れた本格スープはとても美味しく、あきたこまちで作ったたんぽとのハーモニーは絶妙でした。
そんな中、僕が鍋を食べる時のいつものクセで「七味ありますか?」とお聞きすると場の空気は一変。「七味は邪道!」とのこと。これは失礼しました、とお伝えし、きりたんぽ鍋を食べ進めました。
鍋も終盤、「では、そろそろしめに…」となったときに僕は目を疑いました。なんとしめはうどんだったのです。「炭水化物 on 炭水化物」という衝撃の組み合わせに完全に気が緩んだ僕は一言。
「七味ありますか??」
その後の展開は、ご想像におまかせします。