#73 「春告げる修験道 両神山」(4月18日 放送)
埼玉県・秩父山地の北の端に位置する、両神山・標高1723メートル。日本百名山の著者・深田久弥が「どんな山岳重畳の中にあっても、一目ですぐそれとわかる強烈な個性を持っている」と評した山である。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神を祀っている事が名前の由来という言い伝えがあり(諸説あり)、古来より修験の場とされてきた信仰の山。また、都心からのアクセスが良いため、日帰り登山でも人気で一年を通して多くの登山客が訪れる。
今回、この山に向かうのは俳優・池田努。
これまで3000メートル級の山にアタックしてきた池田が、低山登山の魅力にせまる。
【 ロケ日: 3月26日~3月29日 】
鳥の鳴き声が山間に響き、彩り豊かな花が咲く。麓の里には春が訪れていた。
今回は標高2000メートル以下の低山。ゆっくりと景色を楽しみながら歩みを進めると、少しずつ山が春支度をしている事に気づかされる。
しかし、標高をあげると共に、目立ち始める冬の名残。季節を遡るかのように雪と岩が混じる尾根を進むと、春霞に浮かぶ山々があった。
この場所で朝日を見たい…避難小屋で夜を明かし、池田は再び頂上へと向かう。
今回の撮影でお世話になった両神山荘さん。
生まれてから76年、両神山と共に育ったというお母さんとご主人で切り盛りされています。
名物はお母さんの美味しい手料理とご主人の軽快なお話、そして看板犬の「ポチ」と「ポン」。
ポチは、かつて両神山のガイド犬として多くの登山者を頂上まで案内したそうです。
今は、そのポチの子ども「ポン」が登山者をおもてなし。
しかし、お母さん手作りの天ぷら、美味しかったです。ありがとうございました。また、お世話になります!