#69 「空駆ける氷雪の稜線 南八ヶ岳縦走 【2時間特別編】」(3月7日 放送)
花の百名山として知られる入笠山、標高1,955m。
冬は、スノーシュートレッキングを気軽に楽しめる山として人気で、その頂はアルプスの展望台。
大パノラマが広がり、日本百名山のうち22座を見る事ができる。
その中でも目の前に迫るのが、八ヶ岳連峰。
主峰・赤岳、標高2,899mの勇ましい姿は「いつかあの山を登ってみたい」と思わせる。
今回、赤岳を中心とした南八ヶ岳に挑むのは、俳優・池田努とエッセイストの華恵。
雪と氷に覆われた山々に、2人はどう向き合うのか…。
【 ロケ日: 2月4日~2月9日 】
厳冬期の八ヶ岳縦走を目指す池田と華恵。まず向かったのは、入笠山。山岳ガイド・稲葉さん指導の元、アイゼンを装着しての歩き方、ピッケルの使い方など雪山登山の基礎訓練からスタート。
入笠山山頂で見た美しい八ヶ岳連峰に引きつけられた2人は、初めての雪山登山を前に、登山技術を体に叩き込んでいく。
そしていよいよ、南八ヶ岳の縦走へ。一歩一歩、雪や岩を踏みしめながら、歩みを進める。しかし、穏やかで優しい山々の表情が一変する厳冬期。風速20メートル。顔を殴りつけられるような強風が、行く手を阻む…。果たして、一行は縦走を成し遂げる事が出来るのだろうか。
入笠山でお世話になった、マナスル山荘本館さん。山荘に入った瞬間、薪ストーブが疲れた身体を暖めてくれました。
さらに、心を癒してくれたのがマネージャー・山口さんのご一家。
「最高に楽しい山ですよ」と、優しい笑顔で入笠山の魅力を語ってくれる山口さん。
「寒かったでしょうね」と、何度も薪を入れ替えてくれるお父さん。
「たくさんおかわりしてくださいねぇ」と笑顔で野沢菜を持ってきてくるお母さん。
疲れた身体にしみ込む、とってもおいしい自家製野沢菜を頂きながら、家族の温かさを感じさせてくれる場所でした。
今回初めてロケに同行した私は、雪山どころか登山も初めて。山を通じてこんな素敵な出会いがあるなんて…。
マナスル山荘本館さん、また、行きます!ありがとうございました。