#68 「伝説と悲劇の山へ 八甲田山」(2月14日 放送)
八甲田山-本州の最北にいくつもの峰を連ねるこの山に、多くの日本人が厳しき雪山のイメージを重ねる。
明治35年1月に起きた雪山遭難事故、いわゆる「死の雪中行軍」は、青森歩兵第5連隊第二大隊210名のほとんどが命を落とした悲劇。小説や映画でも描かれた。
本来は優しい山といわれるが、厳冬期の1~2月は経験を積んだ人間しか入ることは許されない厳しい山。だが、この時期にしか見られない絶景がある。日本の、しかも限られた場所にしか現れない「樹氷」、別名スノーモンスターである。
温泉と山をこよなく愛する女優の春馬ゆかりが雪と格闘しながら、雪と氷の絶景が待つ山を目指す。
【 ロケ日: 1月24~1月29日 】
八甲田の樹氷はその大きさからジャイアントモンスターとも呼ばれる。美しい釣鐘状の山が連なる中に、突如、幻想的な平原が広がり、二つとして同じ物はない個性的なモンスターたちが現れる。
八甲田登山の基地となるのが南西山麓にある酸ヶ湯温泉。300年以上の歴史を誇る秘湯であり、「ヒバ千人風呂」は高い人気を誇る。世界的な版画家・棟方志功など多くの文化人にも愛された湯宿には、かつて「仙人」と呼ばれた案内人がいた。かの「雪中行軍」での遭難者捜索に活躍したほか、棟方はじめ多くの人に八甲田山の魅力を伝えてきた人物、鹿内辰五郎氏の伝説に触れる。
この時期の八甲田で見ることができる『スノーモンスター』。
ガイドの仁井田さん曰く、よく見ると人の顔が見えてくるとのこと。
実際に目の前にしてみると、確かに知っている人の顔が…なんとそれは父親の顔。
お世辞にも整っているとは言えない父のゴツゴツとした顔はスノーモンスターそのものでした。
八甲田の美しい景色の中に立つ、スノーモンスター。
ひょっとするとみなさんの知り合いの顔も見えてくるかも!?
是非、放送を見ながら探してみてください。