#53 「白馬三山縦走 不帰の岩峰」(9月13日 放送)
白馬三山と呼ばれる、白馬鑓ヶ岳(2,903m)、杓子岳(2,812m)、白馬岳(2,932m)は後立山連峰の北部に位置する。
一般的な登山ルートは、八方池→唐松岳→不帰キレット→白馬鑓ヶ岳→杓子岳→白馬岳というコース。色とりどりの高山植物が咲き、岩稜歩きと、夏山のエッセンスが凝縮されている事から、登山者にとても人気が高い山。
今回の旅人は、月の放送では残念ながらご来光を見る事が出来ず、リベンジを誓った深水元基。今度こそ、白馬の朝日を浴びたいと再びアタックする。
【 ロケ日: 8月17日~21日 】
8月中旬。夏山シーズンのピークを迎えた登山道は山を楽しむ人々で行列をなしていた。
白馬鑓ヶ岳~杓子岳~白馬岳を3泊4日で縦走するルートを今回選んだ深水。
道中では高山植物を楽しむが、白馬連峰一の難所と呼ばれる「不帰ノ嶮(かえらずのけん)」では鎖場が連続。途中には空中ハシゴ…と息を抜く余裕はない。慎重に歩を進めながら、深水は白馬と一体になっていく。
アシスタント(女子)は、今回が初登山でした。
急峻な不帰ノ嶮、雪渓の下りなど、気の遠くなる瞬間も。
しかし、瞬間的に魅せる山の風景は美しく、花は可憐なものばかりでした。
辛い行程でしたが、今思い返せば、思い出すのは山小屋で飲んだホットミルクの味が忘れられません…。