#47 「春告げる麗しき霊峰 白山」(6月21日 放送)
標高2,702mの白山。富士山、立山とともに日本三名山の一つに数えられる。
北陸、東海、近畿の13府県から望むことの出来る白山は、古くから霊山信仰の聖地として仰がれてきた。そしてふもとに暮らす人々や遥かに秀麗な山容を望む平野部の人々にとって、白山は聖域であり、生活に不可欠な“命の水”を供給してくれる神々の座であった。
白山は、その名のごとく、一年の多くは白い雪に覆われている。しかし成り立ちは火の山である。気高く美しい白き輝きを放つ姿と、時折見せる火山が生み出した荒々しい姿の二面性を持つこの山に、女優馬渕英俚可が挑む。
【 ロケ日: 5月29日~31日 】
5月下旬。雪解けが進み、標高ごとに季節の移り変わりを体感できる白山。
真夏のような暑さの中、標高差1500mの道のりを経て山頂・御前峰へ。標高1700m付近からは、未だ残る深い雪が馬渕の行く手を阻んでいく。
そして急登を過ぎ、山頂直下に現れた翠ヶ池。白山信仰の礎ともなったこの池には、頂から流れ出す最初の雪解け水に幻想的な世界が映し出された。
山では、すれ違う人に挨拶をするのがマナーです。辛い時でも、挨拶をすると心安らかになります。
そして下山中、団体のお母さんたちに挨拶。
息を切らしながら、最後の力を振り絞って「どちらからいらしたんですか?」の問いに「下からよ」との返事。
粋な返しに心は和みましたが、ズッコケて足をくじいたのは言うまでもない。