#45 「岩と氷の巡礼路 立山三山」(6月7日 放送)
富山県、飛騨山脈にある北アルプス、3000m級の山々が連なる立山連峰。
5月とは思えない積雪は見事である。
今回は「立山三山」といわれる、浄土山、雄山、別山を縦走する。
古くから信仰が深いと知られるこの山には、いくつもの伝説と物語があり、地獄と天国の両方を持つ山、
そしてこの「立山三山」を巡ることで心が浄化されると信じられていた。
昔の人々はこの地を訪れることで何を思い、何を求め、何を受け継いできたのか。
現代の人々にも何か通ずるものがあるのではないか。この縦走に挑むは、白石康次郎。
【 ロケ日: 5月19~21日 】
立山駅から、ケーブルカー、バスに乗り継ぎ室堂まで行く。車中から見えるのは、両側面雪の壁。高いところで高さ14mにもなる。そこを通り過ぎれば、辺りは真っ白な銀世界。5月GWを明けたとは思えない。
天候が不安定な山で今回は天気に恵まれ、稜線上から富山湾、更にその奥には穂高連邦も一望できる。
しかし、この縦走には魔が潜んでいた。なだらかな斜面、変わらぬ白い世界、歩いても歩いても進んでいる気がしない。そして、柔らかい雪で足が取られ、体力を奪われる。それでも無心で足を進める。この山を縦走する理由とは。そして白石が感じたこととは何か。
立山駅から美女平まで乗るケーブルカーは7分間と短いですが、24度という急斜面で一つのアトラクションのようでした。そして、室堂までは高原バスで50分。途中、落差350mで日本一といわれる「称名滝」を見ることができました。
そして、その先には雪の壁に覆われた道に入ります。山に登る前からこんなに見どころ満載なところは、数少ないのではないでしょうか。ワクワクが止まりませんでした。そして、外国からの観光客の多さビックリしました。